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地震から1週間…熊本市・益城町でボランティア受け入れを開始

熊本県で震度7を最初に観測した地震から21日で1週間がたちました。強い余震が続いていて不安な日々が続いています。
4月19日、熊本市はボランティアを募集し、本日22日、市災害ボランティアセンターを設置し、ボランティアの受け入れを開始しました。

市災害ボランティアセンターは熊本市中央区の花畑広場に設置されます。

受け付け時間は変更になり、午前11時から午後4時までです。

災害ボランティアの作業内容は被災した家屋内の片付けで、全半壊した危険な住宅では作業しないことになっています。また、熊本までの交通費や宿泊先や食事は各自で用意することが条件です。ただし、市内の移動は熊本市電が無料で提供する予定です。 また熊本市では、避難所等における「障がい者・高齢者支援ボランティア」も募集しています。多数の障がい者や高齢者から福祉避難所への入所希望があっても、人手が足りていない状況だといいます。 熊本市の義援金受付口座はこちら。

また、甚大な被害が出た熊本県益城町でも21日、災害ボランティアセンターが開設されました。

県内外から約200人の志願者が訪れました。余震が続いているため、避難所の清掃や支援物資の仕分け、炊き出し支援やなどを手伝うことになっています。しかし、21日は雨が強く、受け付けは午前9時から始まりましたが、午前11時ごろ打ち切られました。多くの場面で人手が足りず、ボランティアの存在がとても助かっているといいます。

一方、余震が続き安全の確保ができないところでは、自衛隊などの緊急車両を優先させる必要があるため、外部からのボランティアを受けいれることができない状態が続いています。そのため、ボランティアを地元の人だけに限る自治体もあり、自治体によってボランティア受け入れの対応は分かれています。ボランティアに行きたいという気持ちは大切ですが、現地の受け入れ態勢が整うまで待つことも大事です。

また、ボランティアに遠くから駆け付けたとしても、作業がない場合もあります。それで怒ってしまっては、ボランティアの意味がありません。被災者の人たちが少しでも心がやすまるようにという優しい心をもって取り組むのがボランティアだと思います。また、ボランティア団体が口を揃えて言うのが、「やみくもにボランティアに行ったり、支援物資を送ったりすることは現地に迷惑をかけるだけ」ということ。被災者に迷惑をかけてしまうことは、ボランティアの本望ではありません。現地の情勢を把握し、どんな支援が必要なのか見極める必要があります。

災害ボランティアに必要な心構えなどは、熊本県社会福祉協議会が「災害ボランティア活動ガイドブック」を公開しています。ボランティアに行く際は、一読してください。

平原友梨香

平原友梨香TheVote.jpコラムニスト

投稿者プロフィール

政治に関して勉強中の初心者のライター。政治や経済のちょっとした疑問などを、ゆる〜い記事でアップしていきます。

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