選挙と政治にフォーカスした深掘りウェブニュースメディア「TheVote.jp」、ジャッグジャパン株式会社提供免責事項お問い合わせ・情報提供

バイデン氏、ミシガンなど3州で勝利。米民主候補選び

米大統領選は10日、民主党候補を選ぶ予備選・党員集会が全米6州で開かれた。複数の米メディアによると、中道派のジョー・バイデン前副大統領(77)が中西部ミシガンなど3州で勝利を確実にし、指名獲得へ大きく前進した。バイデン氏と一騎打ちとなる左派バーニー・サンダース上院議員(78)は厳しい戦いを余儀なくされている。

バイデン氏は大票田のミシガンと中西部ミズーリ、南部ミシシッピをそれぞれ制した。ミシガンは2016年大統領選でトランプ大統領が共和党候補としては1988年以来の勝利をおさめた激戦州の1つ。自動車産業の集積地でもあり、民主が奪回をめざす白人労働者層の動向を占う州として注目を集めていた。

最新の世論調査によると、これまでサンダース氏が有利とみられてきたワシントン、アイダホの西部両州でもバイデン氏が勢いを増しており、接戦となっている。バイデン氏がワシントン州も制すれば、サンダース氏は厳しい状況に追い込まれる。

バイデン氏は10日夜、ツイッターに「ありがとうミシガン!」と書き込んだ。東部ペンシルベニア州で支持者向けにメッセージを送る。いずれの候補も10日夜は次週に予備選がある中西部オハイオ州で集会を開く予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を理由に開催を取りやめた。

次のヤマとなる17日には南部フロリダ、中西部イリノイ、オハイオ、西部アリゾナの4州で予備選がある。サンダース氏は2016年の民主候補指名争いで全てクリントン元国務長官に敗れた。いずれも現時点ではバイデン氏有利とみられており、サンダース氏は厳しい戦いを強いられている。

バイデン氏は序盤戦で出遅れたが3日の天王山「スーパーチューズデー」でサンダース氏を逆転し、獲得した一般代議員数でトップに立った。その後も勢いは衰えず、全米の世論調査の支持率もサンダース氏を再び上回っていた。

7月の党大会で指名を受けるには、一般代議員(3979人)の過半数の1991人の獲得が必要だ。10日は6州で352人が争われた。

ニュースソース:日本経済新聞など

「TheVote」担当記者

「TheVote」担当記者ジャッグジャパン報道事業部

投稿者プロフィール

ジャッグジャパン報道事業部は、主に「政治」や「選挙」に関する事件、記者会見などの取材、速報記事配信、記事提供を担当しております。

次の記事もおすすめ

ヘッドライン

編集部のおすすめ

ページ上部へ戻る