財務省の「財務大臣」ゲームをやってみた
- 2016/5/6
- 特集記事
今年のゴールデンウィークは最大10連休ですね。私は10連休ではありませんが、みなさんいかがお過ごしですか?どこにも行けない私はこんなゲームをプレイしてみました。
財務省のサイト内にある「財務大臣になって財政改革を進めよう」というゲームです。まず最初に現在の一般会計予算の歳出・歳入を表す円グラフと、その説明文が出てきます。進めていくと、「本ゲームでは、財務大臣として財政改革を行い、 2020年度までに基礎的財政収支の黒字化を目指していただきます。」という一文が現れ、ゲームの解説ページへと進んでいきます。
そして最後に名前を入力し、ゲーム開始となります。ここはマジメに「TheVote大臣」でやっていきます。
さあゲーム開始です。予算が社会保障、公共事業、教育、科学技術振興、防衛、経済協力、食料安定供給、エネルギー対策、中小企業対策、地方交付税交付金と並んでいます。予算は多い順に社会保障、地方交付税交付金、公共事業、防衛…となっているようです。現在-5.7兆円ですので、これを黒字回復させなくてはいけません。
まず社会保障からいきます。社会保障ボタンをクリックすると、国民の声が表示されます。しかしここは心を鬼にして減額します。「病院にも行きづらくなるなあ…」というメッセージが。しかし、これでいきなり4.5兆円の黒字回復です。すごい。続いて公共事業です。公共事業にもメスを入れて減額します。0.6兆円のプラスになりました。減額すると心が痛むようなコメントが出るのがつらいところです。
最後に税制改革です。ここで税を減額します。現在5.1兆円ですので、減税しても黒字で4.5兆円です。ここで予算編成を終了します。予算編成終了ボタンはいつでもクリックできるようです。もうちょっと上げるところ上げてもよかったかな?個人的には中小企業対策をしてあげてもいいかもと思います。
とりあえずマイナスからの黒字回復はできているのでクリアです!クリアまでかかった時間は大体10分もないと思います。お時間のある方はやってみてはいかがでしょうか。ちなみにiPhoneからはできなかったのでPC環境をお勧めします。
調べてみると、他の省庁のサイトでもミニゲームがあるようです。政府もいろいろと試行錯誤しているのですね。次は陸上自衛隊適職診断をやってみたいところです。前向きなコメントとしては、大人から子供まで誰でも国の予算を考えるきっかけのツールにはなるのではないでしょうか。そういう意味ではやる価値はあるのかなと思います。
例えば、今回のゲーム中で社会保障の予算を30%削減しただけで一気に黒字回復したのですが、実際に削減するとなると、それに合わせて現在の政策からまたいろいろと変えていかないといけないところが出てくるのでしょうし、その分のしわ寄せがあることは予想にかたくありません。社会保障に使われている予算の内訳は、年金が35.2%、医療が29.7%、介護が26.3%、生活保護費が9.7%、社会福祉費等が55.14%となっています。その中からどこを削るかは非常に難しい問題でしょう。
税を上げるか、予算を削るか。どちらが未来への投資になるのでしょうか。
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