選挙と政治にフォーカスした深掘りウェブニュースメディア「TheVote.jp」、ジャッグジャパン株式会社提供免責事項お問い合わせ・情報提供

くまモン抱きつきNG?!兵庫県「はばタン」とのコラボに待った

熊本地震被災地支援のイベントに活用するために、兵庫県が県のゆるキャラ「はばタン」と熊本県の「くまモン」のコラボイラストを発表したにもかかわらず、このイラストの使用にストップがかかってしまいました。
問題となったイラストはこちら。
くまモンはばタン
(出典 http://headlines.yahoo.co.jp)
何が問題かわかりますか?

被災地支援の募金活動やチャリティーイベントはOKだったのでは?

4月19日、熊本県は、権利表記として「(C)2010熊本県くまモン」か「(C)2010 kumamoto pref.kumamon」を記載すれば、くまモンのイラスト利用申請を、熊本地震被災地支援の募金活動やチャリティーイベントに限り、特例措置で許諾不要の届け出制にすると発表していました。TheVote.jpでも以前、「#くまモン頑張れ絵」に関して取り上げました。兵庫県でも、県のゆるキャラ「はばタン」がくまモンに抱きつくようなイラストを制作し、4月22日熊本県に申請、25日にはくまもとブランド推進課に口頭で許可を受け、27日にデザインを発表。チャリティー募金等の支援活動に使用開始していました。

理由は「くまモン抱きつきNG」

しかし5月2日、熊本県から、このイラストに使用停止要請が。理由はなんと…「くまモン抱きつきNG」。
一見、えっ?それだけ?と思う理由ですが、「くまモン抱きつきNG」はくまモンの利用規定に表記されているものでした。くまモンに抱きつくというのは、特定キャラクターと親交のある表現と判断でき、また今回のデザインは、くまモンとはばタンの顔の一部が重なっていることから、デザインの改変にもあたると判断されたといいます。

ネットでは非難の声が多い

この熊本県の対応に対して、ネットでは「お役所仕事」「柔軟に対応すべき」など、非難の声が多くありました。兵庫県は「熊本県を応援したいという気持ちだった。使用停止は残念だが、地震の混乱の中だったので仕方がない。」と新たなデザインを検討し、支援活動を続けるといいます。熊本県もこれに対し、届け出が3000件近く殺到し審査が追いつかなかったと説明し、「支援の気持ちはとてもありがたいが、例外を認めると著作権が守れなくなってしまう」と話しました。
例外を認めると著作権が守れないというのもわかりますが、今回の場合は兵庫県は丁寧に事前に許可も取っています。
くまモンのイラスト利用申請を許諾不要の届け出制にしたのも、被災地支援の募金活動やチャリティーイベントのようなものには、柔軟に対応できるようにするための措置だったのでは?
こだわるところはそこではないのでは?と思わざるをえません。

平原友梨香

平原友梨香TheVote.jpコラムニスト

投稿者プロフィール

政治に関して勉強中の初心者のライター。政治や経済のちょっとした疑問などを、ゆる〜い記事でアップしていきます。

次の記事もおすすめ

ヘッドライン

編集部のおすすめ

ページ上部へ戻る