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住宅地図がコンビニで出力できる時代に

皆さんは、住宅地図を利用したことがありますか?
一度でも本の地図帳を手に取ったことのある方の中には、そのサイズ*1と、厚み、重みに驚かれた方もいるのではないでしょうか。特に選挙の立候補者にとっては訪問や演説を通して「住民の姿」を知り、その記録を重ねていくことが票を獲得するためにも重要な行動の一つです。訪問時の記録や戦略立案時に、「(家屋形状、住居表示のある)住宅地図は手放せない」という方も多いのではないでしょうか。
(*1 なんとB4サイズ。小型版のA4サイズも発売されていますが、やはり大判が主流です)

今回は、そんな「持ち歩くにはちょっと大変な住宅地図」を手軽に使用できる便利なサービスをご紹介します。

コンビニで1枚300円から手に入る(A3カラー; 縮尺1/5,000)

住宅地図を提供している株式会社ゼンリンは、「ゼンリン住宅地図プリントサービス」として全国のコンビニ店頭のマルチコピー機より、「A3カラー」「縮尺1/5,000相当(横:約610m✕縦:380mが出力範囲)」の地図を1枚300円で出力できるサービスを展開しています。また、「事前にインターネットで予約(地域の指定)をして店頭でプリントアウトだけする」という使い方も可能です。
2014年よりサービスインし、現在では「セブン-イレブン」「ローソン」「ファミリーマート」「サークルKサンクス」といったコンビニ各社がこのサービスを提供しています。
尚、提供地区や出版時期については、ゼンリン公式サイトにてご確認下さい。

魅力的なポイントは?

実際に政治活動や選挙運動においてこの住宅地図サービスを活用するといった観点から、冊子を購入する場合に比べてどのように便利なのかを考えてみます。
・お試しで使ってみる
 →B4大判冊子は定価で15,000円〜します。値段を見て迷っている方もいるのでは?
・必要な地域だけ出力
・離れた地域を複数枚出力

 →例えば市内の駅周辺地図のみ複数出力し、駅頭ポイントを決めていくなどの使い方もあり
 →地域を選択する際に「駅名」からも検索できるので便利
・必要な枚数を出力し、チームで共有
 →冊子の地図を複製(コピー)して配ることは厳禁、プリントサービスを利用してチームのメンバー分出力することが可能
・24時間365日いつでも買える
 →コンビニ(※サービス提供店)があれば、入用時にいつでも購入可能

宇田川 藍

宇田川 藍ジャッグジャパン株式会社

投稿者プロフィール

1989年生まれ。幼いころ体験したユビキタス技術に興味をもち、大学では空間情報学を専攻(青山学院大学総合文化政策学部)。地理情報システム(GIS)を用いたエリアマーケティングの手法やオープンデータの利活用を、大手企業から政治の分野にまで幅広く提案している。
アート、ハイテク、街歩きが好き。

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