「1票の格差」って?その問題とは?
- 2016/1/5
- 特集記事
選挙のたびに問題となる「1票の格差」。
よく耳にはするけど、ぶっちゃけよくわかってない!
ということで、おさらいしてみましょう。
「1票の格差」とは、有権者ひとりひとりが持つ1票の価値が本来同じはずにも関わらず、選挙区によって異なってしまうということです。
それってどういうこと?
「1票の格差」が問題となるのは、衆議院選挙や参議院選挙という国政選挙です。そして「1票の格差」が発生するのは小選挙区です。小選挙区は、全都道府県を295の選挙区(定員が295名なので)に分け、各選挙区から1名ずつ選出するというもの。各選挙区の有権者数が異なることから、有権者の数が少ない選挙区は、有権者の数が多い選挙区に比べて、選挙に勝つために必要な得票数が少なくて済む。つまり、最も有権者数の少ない選挙区と最も有権者数の多い選挙区では、一票の重みが異なり、不均衡が起きてしまう、これが「1票の格差」です。選挙区を地方自治体単位にしているため、有権者の数を全て同じにすることは不可能であることから、必ず「1票の格差」は生まれ、そして問題となるのです。
では「1票の格差」とは、いったい何が問題となるのか。
国政選挙における「1票の格差」が2倍を超えると、裁判所によって「違憲」と判断されます。この是正を正す方法は、有権者数が少ない選挙区の区切りを見直し、議席数を減らすことです。2012年に法案として成立した「0増5減」がそれにあたります。「0増5減」は、有権者数の少ない山梨県、福井県、徳島県、高知県、佐賀県の5県でそれぞれ1議席ずつ減らし、議席増加はゼロ、というもの。しかし、「0増5減」では、依然として2倍近くの格差のままだというのが現状です。
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