ビニール傘が一本5400円?!政治家御用達の “勝てる傘”って知ってる?
- 2016/1/12
- 特集記事
議員や選挙の立候補者が雨の日に演説する際に持っているのは、必ずと言っていいほどビニール傘だとお気づきでしょうか?
黒い傘では聴衆に圧迫感を与えてしまうし、柄が入っていたりカラーで目立つ傘では傘に視線が行ってしまう、また、透明だと表情を伝えやすい、ビニール傘はどこか庶民的などという理由から、ビニール傘を使用していると言います。このビニール傘が、ただのビニール傘ではないという秘密をご存知でしょうか?
この政治家御用達の特別なビニール傘はホワイトローズ社の「シンカテール」1本5400円(税込み)。普通のビニール傘の相場が500~1000円なので約5〜10倍という超高級傘だ。もともとは「交通事故現場検視用」として警察で使われていたもので、それがある時、都内の議員さんから「普通のビニールはすぐ壊れる。大きく透明で丈夫な傘が欲しい」とオファーがあったことから、特注で街頭演説向けにカスタマイズし、そこから口コミで評判となり、いまでは政治家御用達の “勝てる傘”となったという。
しかし、どうしてビニール傘がこんなにも高級なのか。一般庶民にはちょっと理解しがたいと思いがち。
ホワイトローズは、ビニール傘をはじめて開発したメーカー。傘を、ただの雨よけなどではなく、全面透明による視界の良さと、「雨・風・雪」から外出した人間を守り安全に帰宅するためのツールとして位置づけていると主張している。その主張どおり、細部にわたってこだわりが施されている。たとえば、丈夫さを追求するために、宇宙開発にも利用されるFRP(繊維強化プラスチック)を採用した。また、中から風は通して外から雨は通さない逆止弁の開発したことで、風に強く、穴をあけているにも関わらず、雨が内部に入ってくることもない。このようなこだわりが施されていることから、通常のビニール傘なら折れてしまうような強い風が吹いても、傘があおられたりすることがないという。選挙演説などの場合、傘が折れたりするのは縁起でもないため、政治家たちにとって安心の品質と言えるだろう。
この絶対的品質への自信から、ホワイトローズはビニール傘の価格競争から離脱した。しかし、その品質は政治家御用達というだけではない。なんと、皇室御用達の傘でもあった。皇室御用達の傘は「縁結」というもので、「シンカテール」よりお高めの1本8400円。雨の中待っていた人たちに、お顔がよく見えるように、というご配慮で使用されているという。
一見高いと思ってしまいがちだが、それは目先のこと。実際に、年間1000本ほどを売る定番商品。本物の品質は嘘をつかないということだ。
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