3日、スペイン国王フェリペ6世はスペイン議会両院(下院・上院)の解散と早期選挙を命じる法令に署名した。2015年12月に行われた総選挙の結果では主要4政党の得票数が伯仲し首相の指名が難航するとの見方が大勢だったが、5月に入り国王はチ・ロペス議長と会談、署名と政令の受渡しを行った。
スペイン議会の出直し総選挙は民主化した1975年以降初めて。投票日は6月26日。
スペイン議会は下院350議席、上院266議席で成り立っており、2015年12月の第11回スペイン議会総選挙では下院の全350議席、上院の208議席が改選された。
下院選挙の結果では、国民党(PP)が第一党をキープし123議席(35%)を獲得したが、これは第一党としては過去最低の議席数となった。続いて第二党となったのは社会労働党(PSOE)で90議席(25%)を獲得。第三党になったポデモスは69議席(19%)を獲得し、この結果は第三党として過去最高の獲得議席数である。第四党となったシウダダノス(C’s)は40議席(11%)となった。
第一党の国民党は過半数の議席を獲得出来なかったため、政府の成立には複数の政党による連立が必要とされていた。各党間で協議が行われたが、調整が難航し国民党を中心とする政府の形成には至らなかった。
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