23区の外国人事情(1)――1年間で「外国人人口」が一番増えた地域は?
- 2016/6/4
- 指標ウォッチ
2015年に行われた「国勢調査」は、5年に1度の調査です。集計作業にも時間がかかるため、結果が公表されるのは早くて1年半程度先と言われています。統計として利用する際、この更新頻度を歯がゆく思った経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、総務省が公表している「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数調査」という統計を利用します。住民基本台帳とは、「自治体ごとにもっている住民票の台帳(まとまり)」ですが、一定期間の住民票の増減をカウントすることで、「リアルタイムに近しい人口統計」として利用しているのです。これにより、居住実態を元に行う国勢調査とは違う方法で、人口がどのように移動・変動しているかを見ることが可能になります。
「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数調査」は、毎年7月ころ、その年1月1日現在の各都道府県、各市区町村ごとの人口が公表されます。
今回はこの統計を元に、「東京23区の外国人人口」が地域ごとにどう変動しているか、見てみたいと思います。前年(平成26年1月1日時点)と比べた、外国人人口の増減率を地図にしてみました。
区名の下にある数値は、増減率の値です。23区すべての地域で外国人人口が増加していることがわかります。また、都心三区と言われる千代田・中央・港では他の区に比べて外国人人口の増加率が低く、城東(江東・江戸川の2区)と城北(板橋・北・豊島など)での増加が目立ちます。
インバウンドだけでなく、実際に日本で暮らしている外国人がどのような街を選び住み始めるかを知ることで、見えてくる23区それぞれの特徴もあるのではないでしょうか。
次回は、外国人人口の国籍内訳からさらに地域ごとの違いを見ていきます。
ヘッドライン
-
2020/4/13
トランプ大統領の支持率が低下
-
2020/4/6
政党支持率の動き(3月)
-
2020/4/6
内閣支持率の動き(3月)
-
2020/3/26
トランプ大統領の支持率が上昇
-
2020/3/18
バイデン氏指名獲得の流れ固まる、サンダース氏の巻き返しは困難
-
2020/3/11
バイデン氏、ミシガンなど3州で勝利。米民主候補選び
-
2020/3/6
政党支持率の動き(2月)