選挙とファッション① いろいろ色
- 2016/6/16
- 特集記事
ピンクと言えば井脇ノブ子氏、白と言えば蓮舫氏、赤と言えば丸川珠代氏・・・
勿論、党の色というのもありますが、政治家個々人のイメージカラーが定着して覚えられていることはよくありますね。その証拠に、いまだに「ピンク 議員」で検索すると井脇ノブ子前衆議院議員の画像がトップにいくつも出てきます。
そもそもピンクというのは女性政治家がよく使う色でもあります。
福島瑞穂議員もピンクのスーツをよく着用していますし、先日行われた衆議院北海道5区補欠選挙に出馬した池田真紀氏もピンク色を前面に出して活動していました。
では、なぜピンクをイメージカラーにする女性議員が多くいるのかというと、やはりピンクは一番女性らしさをアピールできる色だからに他ならないでしょう。
中には男性でありながらピンク色のポスターにピンク色のシャツ姿とピンクを多く使う山本太郎議員のような人もいますが、あまり見ない例です。ちなみに、食品パッケージでは食欲をそそるように赤や黄・橙などの暖色系が使われることが多い中で、敢えて青を使うことでインパクトを出して目立たせると言う手法があります。山本議員の真意はわかりませんが、前述のパッケージと同様に、女性が多用するピンクを敢えて使うことによって強烈なインパクトを与える効果を狙ったというのも考えられます。
色の与える効果
では、他の色はそれぞれどのような効果があるのでしょうか。
以下に一般的な色の効果を記載します。
・赤・・・ 活動的。リーダーシップ。情熱的。
・橙・・・ 親しみやすい。活発。明るく開放的。
・黄・・・ 明るい。無邪気。若々しさ。
・緑・・・ 優しげ。誠実。個性的。
・青・・・ 知的。爽やか。落ち着いている。
・紫・・・ 神秘的。色っぽい。個性的。
・白・・・ 清潔。真面目。上品。
・灰・・・ 真面目。地味。都会的。
・黒・・・ 強い。都会的。真面目。
いかがでしょうか。あなたがそれぞれの色に抱く印象と多少の差異があれども大筋同じではないでしょうか。戦隊物でもリーダーは赤で、頭脳派の青、ムードメーカーは黄色、ヒロインはピンクですよね。
印象と使い方
人は相手の顔や仕草、話し方だけでなく、身に着けているものからも相手の印象を判断します。
ご存知の方も多くいらっしゃるかとは思いますが、「初頭効果」と言って、人の印象は第一印象で決まってしまいます。最初に「感じ悪い奴」だと思われてしまうと、その後もそのまま「感じ悪い奴」だと思われたままになってしまうということです。また、その印象というのは、話した内容よりも見た目が一番大きいと言われています。(※メラビアンの法則)
つまりは、相手にどういう風に見られたいかを考えて自分の見た目を作り上げることが大切だと言えます。「人は見た目が9割」という本がベストセラーとなりましたが、まさにそういうことです。
例えば、あなたが本当はフレンドリーで話好きな人なのに、初対面の相手と会う場に紫色の服を着て行ってしまったらどうなるでしょうか。着ていく服にもよるかもしれませんが、ちょっと近づきがたいと思われるのではないでしょうか。
ちなみに、紫という色は昔から高貴の色として上品さを印象付ける色でもありますが、使い方によっては品がなく見えてしまう色でもありますので、使い方には注意が必要です。
ですから、あなたが本当はフレンドリーで話好きな人なのであれば、初対面の相手に会うときに身につけるのは橙色が正解なのです。
勿論そのイメージの色の服を着ていっても良いですが、TPOに合わせて差し色に使うというのも良いでしょう。
例えば、男性であればネクタイ、女性であればリップやアクセサリーなどの小物類。
服装については後日詳しく書きたいと思いますが、アクセントとして印象付けるためには、やはりベースとなっている色に落ち着いた色を選ぶのが好ましいですね。よく「パリジェンヌは全身のコーディネーションに3色まで」と言うように、多くの色でゴテゴテしていると、何をアクセントにしたいのかわからなくなります。勿論、今年はタッキースタイルと呼ばれる派手でカラフルなコーディネーションがトレンドですし、そういうファッションが得意な方もいますが、難易度の高いスタイルです。そもそも選挙戦には不向きなファッションです。
また、女性の場合はメイクに使用する色と服装とのアンマッチにも気をつけたいところです。アイシャドウはヌーディなベージュやラメ控えめのゴールドにブラウンが無難でしょうか。
色の持つ効果を最大限使って
選挙に挑むにあたって、色はとても大切です。
その場その場に合わせた服装と色使いも大切ですが、基本のイメージカラーを持ってメイン使いすることで相手の印象も変わってきます。
あなたの主義主張や人柄を考慮してイメージカラーを選び、ポスターや名刺などの印刷物に使うだけでなく、常日頃から身に着けて印象付けておくことで覚えてもらえるようにしましょう。
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