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内閣支持率の動き(1月)

  • 内閣支持率が上昇している調査結果が多く、「桜を見る会」の問題への対応で下落した内閣支持率が回復しつつある。なお、内閣支持率平均の三か月移動平均が下落傾向にあるのは、複数の報道機関がここ3か月以内に世論調査を行っていない月があったことが影響している。
  • 「桜を見る会」の問題や「IR疑惑」など内閣が批判を浴びそうな材料は依然として多いにも関わらず内閣支持率が回復傾向にあるのは、国を挙げて新型コロナウイルスへ対応しなければならないことや立憲民主党・国民民主党などの野党合流がとん挫していることから野党が政権を攻めあぐねていることが理由として考えられる。
  • 新型コロナウイルスの感染拡大が止まる見通しが立たないことから、野党としては国会での審議時間をスキャンダル追及に費やすほど逆に世論の批判を浴びる可能性があり、厳しい状況が続きそうである。

1月の内閣支持・不支持率

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鈴木しんじ

鈴木しんじ慶應義塾大学SFC研究所上席所員

投稿者プロフィール

1972年生まれ、東京都中野区出身。東京工業大学博士(理学)。
東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒、東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了。専門は政治経済学、公共経済学。
個人ホームページ https://www.suzuki-shinji.net/

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