ポイント
- 内閣支持率が上昇傾向にあることから自民党の支持率もやや上昇傾向にある。
- 立憲民主党については、4月の統一地方選挙では順調に党勢を拡大したものの支持率低下がはっきりと見て取れる。
- 国民民主党に関しては、予想された通り自由党との合併は支持率の上昇に全くつながっていないばかりか、1%くらいでしかなかった支持率をさらに低下させている。
- 日本共産党も同様に低下傾向にある。
- 日本維新の会に関しては、大阪のダブル首長選で松井・吉村両候補が勝利したことがプラスに評価されたようで、支持率が上昇した。
展望
- 旧民主党系および共産・社民各党の支持率低下は、新天皇即位によるお祝いムードが与党自民党にプラスに作用していることと、旧民主党系の内輪もめとそれが(対決型)野党全体の選挙準備を送らせていることに起因しているように思われる。参議院一人区での候補者調整は終わりつつあるが、衆議院については候補者調整どころか擁立作業も十分に進んでいない状況であり、衆参ダブル選があれば野党にとって厳しい戦いになることは免れないだろう。
- 一方で、国政では「ゆ党」と揶揄される日本維新の会だが、6月末に大阪市でG20が行われることもあり、今のところ大阪のダブル首長選を経て上昇した支持率が急下降するとは考えにくい。しかしながら、国政政党として自民党に対抗できるような新機軸を打ち出すまでには至っておらず、これ以上支持率を拡大させられるかは不透明と言えよう。
4月の各党の支持率 (日経はこの月は月例調査なし)
ヘッドライン
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