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訪日外国人はここ10年でどう変わってきたか?――政府観光局の統計より

日本政府観光局(JNTO)の企画に、「Visit Japan」というキャンペーンがあります。かれこれ10年以上行われているということで、耳馴染みのある方も多いのではないでしょうか。昨今、主に中国人観光客の「爆買い」が地域経済に大きく貢献しているという嬉しい悲鳴があちこちから聞こえていますが、では、実際にここ数年でそれほどに日本に来る外国人観光客の国籍・人数は大きく変化しているのでしょうか?

今回は、JNTOが公開している「ビジット・ジャパン事業開始以降の訪日客数の推移(2003年~2014年)」という資料から、訪日外国人の変遷を紐解いていきたいと思います。(PCの方はマウスオーバーで詳細が表示されます)

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アジアからの集客に成功していることがよくわかります。ヨーロッパからの訪日客は年々横ばいですが、アジアとくに中国・台湾・香港・タイ・マレーシアあたりからの訪日客は震災を底にしていずれも1.2~1.5倍程は伸びてきています。

確かに、アジア圏の富裕層や日本のサブカルチャーに興味のある訪日客は日本各地で消費することを目的に来ますから、経済効果も大きいです。ですが、彼らに「日本ならではの豊かな文化」「衣食住」はどれほど伝えられているでしょうか?「異文化」として対比の強いであろうヨーロッパ圏からの訪日客はまだまだ横ばいということは、そういった文化的発信の余地があるとも言えるかと思います。

宇田川 藍

宇田川 藍ジャッグジャパン株式会社

投稿者プロフィール

1989年生まれ。幼いころ体験したユビキタス技術に興味をもち、大学では空間情報学を専攻(青山学院大学総合文化政策学部)。地理情報システム(GIS)を用いたエリアマーケティングの手法やオープンデータの利活用を、大手企業から政治の分野にまで幅広く提案している。
アート、ハイテク、街歩きが好き。

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