確定申告期限まで数時間、ぎりぎりセーフの裏ワザは?
- 2016/3/15
- 特集記事
平成27年分の確定申告も、期限まであと数時間になりました。納付期限を間に合わせるためのポイントを解説します。
e-taxは24時間
政府が推奨しているe-taxでの確定申告は、24時間運用しています。確定申告をするためにe-taxの準備が終わっているのであれば、e-taxで確定申告を行うのが最も確実でしょう。
e-taxを利用するためには、個人番号カードや住民基本台帳カードに予めインストールされている「公的個人認証サービスに基づく電子証明書」が必要です。この電子証明書が入っている個人番号カードや住民基本台帳カードがない場合には、e-taxは(この時間からは)もう間に合いません。
カードリーダーが手元にない
e-taxの準備は全部終わっていると思ったのに、「カードリーダー」が手元にないという方。カードリーダーですが、まず東京の方や大阪の方など大都市にお住まいの方は、大型電気店に行けば扱っていることが多いので、まずは電気店に急ぎましょう。東京と大阪と博多に限れば、ヨドバシカメラ秋葉原店・梅田店、マルチメディア博多限定で、インターネットで商品を24時間注文できて、最速で30分で受け取りができるサービスを展開しています。なお、購入するべきなのは「ICカードリーダ」です。間違えて、SDカードリーダーなどを購入しないように気を付けましょう。
郵送で書類提出
今年の確定申告は、3月15日が期限です。この場合、郵送で確定申告を提出するのであれば、「3月15日の通信日付印」が押印されることで、期間内提出とみなされます。消印を押してもらうには、ポスト投函ではダメで、全国の集配郵便局などにある「ゆうゆう窓口」に持参する必要があります。なお、「3月15日の通信日付印」が押印されることは必須ですが、到着日については決まりがありませんから、必ずしも速達などで出す必要はありません。例年、都心部の大きい郵便局は、「ゆうゆう窓口」が非常に込みますから、本日消印が必要であることを郵便局員にあらかじめ伝えておく必要があります。(郵便局によっては、それ専用の窓口がつくられることもあります)近くの「ゆうゆう窓口」を探すには、日本郵便のウェブサイトが便利です。
24時を万が一超えてしまったら?直接税務署に出向いて投函
確定申告は期限日の24時までに提出する必要がある。期限日の24時ギリギリになる場合には、前述の郵送などが最も便利だが、万が一24時を超えてしまった場合の対策はあるのでしょうか。提出先となる税務署には必ず「時間外文書収受箱」(「夜間文書収受箱」などとも呼ぶ)が設置されており、開庁時間外でも書類を提出することができます。この文書収受箱は、閉庁時間帯に提出された書類については、基本的に翌日に税務署員がそこから取り出す仕組みになっています。すなわち、税務署員が書類を取り出す前に投函すれば、厳密に期限前(24時前)に提出されたのか、期限後(24時後)に提出されたものかはわからないことになります。但し、税務署員がどの時間帯に回収するかは当然非公表で、これについては「宿直が回収するから無意味」「警備員が回収するから無意味」などの声もあり、都市伝説の域を出ていません。なお、都心を中心に、税務署は移転を行うことも多いですので、出向く場合には税務署の場所を税務署のホームページで確認してからいきましょう。
提出だけでなく、納付も15日24時まで
確定申告は、申告だけではなく、納付がある場合には納付も24時までです。指定した金融機関の預貯金口座から振替納税する方法であれば、その書類を調製して提出することにより、銀行振替されます。確定申告の場合、振替日は4月20日となっています。
来年は焦らないように
来年は焦らないように、今からe-taxの準備をしておきましょう。現在配布が始まっている個人番号カードを使えば、e-taxは非常に簡単に始めることができます。納付もインターネットバンキングを行っていれば、金融機関に出向く必要もないため、自宅ですべてが完結するサービスです。来年に向けての準備を今から行い、来年はスマートは3月15日を送れるようにしましょう。
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