投票日は日曜日だけではなかった!日曜日以外が投票日の理由とは?
- 2015/12/28
- 特集記事
国政、地方選挙の投票は、日曜日に行われます。しかし、北海道・寿都町議会議員選挙は、なんと、2015年10月6日の火曜日に投開票が行われました。これはいったい、なぜなのでしょうか。
寿都町は、2005年の町長選挙から、その後全ての町長選、町議選が、木曜日告示、火曜日投開票日で執行されています。この理由は、なんと、経費節減。日曜に選挙が実施された場合、休日勤務手当や時間外手当等がかかってしまいますが、平日なら時間外勤務手当だけで済み、人件費を低く抑えることができるそう。
寿都町だけでなく、他の自治体でも、経費削減や、選挙期間に日曜を挟むことで町外で働く有権者が立候補者の演説を聞くことが出来るというメリットを考え、平日選挙を行うところもある。直近だと、7月22日水曜日に投開票が行われた山形県飯豊町議会議員選挙がそうだ。
そもそも、日本では、2000年以降における国政選挙の補欠選挙を除き、平日を投票日に指定することは法律で禁止されていない。一方、国政選挙は、1969年に行われた第32回衆議院議員総選挙が土曜日だったのを最後に平日投票は行われていない。しかし逆に、1969年以前は平日を投票日に設定するのが一般的だったという。その一方で、1992年に行われた明るい選挙推進協会による「希望する投票日の曜日」に関する世論調査では、日曜・祭日が78.3%を占め、土曜日・平日は6.8%に留まっているというデータもある。
また、投票日を固定して選挙を行っている自治体もある。北海道長沼町、東川町、秩父別町、北竜町の4自治体は、毎回2月28日に町長選や町議選を行っている。これは、統一地方選挙が執行される4月は農繁期にあたることから、選挙日をずらすことが目的だそう。
海外では、韓国大統領選挙では投票日が休日になったり、アメリカ合衆国大統領選挙やイギリス庶民院総選挙は、遅刻早退や勤務時間中の時間単位での休暇を政府レベルで認めていることから、週末の投票は「労働者の休む権利を奪う」という考え方もある。一番いい選挙の曜日はいったい何曜日なのか、考えさせられる。
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