アメリカの政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によると、4月2日から4月9日までの期間において、トランプ大統領の各種世論調査での支持率平均は44.9%で不支持が51.4%となった。
前回(3月11-24日)と比べると、支持は1.6%減少し不支持は1.7%増加した。支持低下の理由として、アメリカ国内での新型コロナウイルス感染爆発があると考えられる。アメリカ国内の公表感染者数・公表死亡者数とも世界一になったが、当初トランプ政権がこの問題について楽観視し対策を怠った上に、現在も感染拡大を全く止められないことへの国民の不満が高まっていると考えられる。
一方、2020年大統領選民主党予備選は、バーニー・サンダース上院議員が撤退を表明したことで、ジョー・バイデン前副大統領の大統領候補指名獲得が確定した。
CNNから委託を受けた世論調査会社SSRSの最新の調査結果によると、トランプ氏とバイデン氏が11月の大統領選挙で対戦した場合、全米では引き続きバイデン氏がリードしていることがわかった。登録有権者のうちバイデン氏を支持した人の割合は53%、トランプ氏支持は43%で、3月上旬に行われた同社の調査結果とほぼ同じだった。しかしながら、この調査はあくまで全米を対象としたものであり、大統領選挙の勝者を決定する各州ごとの両者への支持分布まで掘り下げるものではないことに留意する必要がある。
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