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バイデン氏指名獲得の流れ固まる、サンダース氏の巻き返しは困難

11月の米大統領選に向けた野党・民主党の候補指名争いは17日、予備選があった南部フロリダ、中西部イリノイ、西部アリゾナの3州すべてで穏健派のジョー・バイデン前副大統領(77)が勝利を確実にした。党大会で候補に投票する代議員の獲得数でバイデン氏は、急進左派のバーニー・サンダース上院議員(78)との差を拡大。残る州の情勢を考慮するとサンダース氏の巻き返しは困難で、バイデン氏が指名を獲得する流れが固まった。

バイデン氏は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、東部デラウェア州の自宅からインターネットを通じてメッセージを発信。「公衆衛生と民主主義を守りながら、この危機を乗り切ることが重要だ」と指摘し、「党指名獲得により近づいた。よい夜になった」と語った。

州ごとに人口比で割り当てられ、予備選の結果に応じて配分される代議員の総数は3979人で、党候補指名には過半数(1991人)の獲得が必要。ニューヨーク・タイムズ紙の推計(18日未明現在)では、バイデン氏が1147人で、サンダース氏の861人を上回る。既に半数以上の代議員が配分されており、選挙結果予測サイト「ファイブ・サーティー・エイト」によると、今後、東部ニューヨーク州やペンシルベニア州などの大票田でもバイデン氏が大差で勝利する見通しだ。

ニュースソース:毎日新聞など

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