任期満了に伴う福島県・富岡町議会議員選挙は17日告示日を迎えました。通常、町や村の議会議員選挙は、火曜に告示され、その週末の日曜に開票日を迎える5日間の戦いです。しかし、この富岡町議選は、17日つまり木曜に告示され、投開票日もその週末の日曜日ではなく、次の週の日曜日の27日。したがって、選挙期間が10日間、通常の5日間の倍あることになります。なぜこのような選挙日程になっているのでしょうか。
選挙期間が長い理由は震災の影響
選挙期間が10日間になったのは、前回の2012年の選挙から。震災後、避難住民に対応するため、選挙期間を伸ばすという措置が福島や宮城で取られています。10日間という倍の長さになったのは、広い避難エリアからの不在者投票回収を間に合わせるためだといいます。富岡町では東京電力福島第一原発事故に伴う全町避難により、町民全員が県内外での避難生活を強いられており、そのため、町選管は選挙ポスター掲示板を、仮設住宅のある郡山、いわきにそれぞれ4カ所、三春、大玉にそれぞれ1カ所設けました。投票当日は無料送迎バスを投票所のある郡山市といわき市に巡回させるといいます。しかし、前回の2012年の町議選の投票率は48.62%。年々投票率は下がっています。
選挙日いろいろ
以前の記事にも取り上げましたが、投票日を日曜以外にしているところもあります。北海道・寿都町では、木曜日告示、火曜日投開票日で執行しています。これは、経費節減が理由で、日曜に選挙が実施された場合、休日勤務手当や時間外手当等がかかってしまうのを節約するためだといいます。このような見方だと、選挙期間が延長されることは、選挙費用が余分にかかるとも見れます。しかし今回の場合は、より多くの国民の意見が反映されるための措置だと言えるでしょう。夏の参院選でも選挙期間を通例の17日間から1日以上延長する方向で自民党は検討しているといいます。
今回の選挙には定数14に対し、現職13人、新人2人の計15人が立候補を届け出ました。
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