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居住実態問題の須藤梓狭山市議が辞職

今年4月の狭山市議会議員選挙で初当選した須藤梓市議(26)が、公職選挙法に定められた市内での居住実態がなかったとした問題で、須藤市議は9日、市議会議員を辞職した。同日、磯野和夫議長に議員辞職願が提出され、同日開催の本会議で許可された。

須藤氏は今年4月の統一地方選挙狭山市議会議員選挙で初当選。しかし、当選直後から公職選挙法に定められた投票日の3ヶ月以上前から選挙区内に居住していることへの疑問が市民からあり、選挙管理委員会は本人への聴聞なども含め調査。市選管は6月30日に当選無効とする決定を出していた。須藤氏は市選管による当選無効決定直後に開いた記者会見では「(東京都内から)狭山市に転入届を提出した1月20日以降、旅行中以外は狭山市内で寝泊まりしていた」などと説明し、当選無効の決定取り消しを訴えていた。その後須藤氏は県選管へ当選無効の決定取り消しを行ったものの、9月4日にこの申し立ては棄却されており、東京高裁へ提訴するかどうか去就が注目されていた。

狭山市選挙管理委員会は、当選無効の決定取り消しが確定したことを受け、狭山市議会議員選挙で次点で落選していた無所属で新人の千葉良秋氏(59)を当選とし、近く当選証書を交付する。

「TheVote」担当記者

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