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岩手県知事選、無投票で達増拓也氏の3選確定

任期満了に伴う岩手県知事選挙は、本日8月20日告示された。立候補は午後5時に締め切られ、立候補者は現職の達増拓也氏(民主党岩手県連が支持、維新、社民党、生活の党と山本太郎となかまたち、共産党が支援)1名のみだったため、無投票による当選が確定した。

達増氏は昭和39年盛岡市生まれ。衆議院議員では小沢チルドレンとして知られ、平成18年に知事に初当選した際のマニフェストでは、知事の多選弊害を指摘し、自ら知事の任期について「2期8年を原則とする」との公約を発表していたものの、昨年11月に公約を撤回し、3選を目指して無所属での出馬を表明していた。埼玉県知事選挙で現職の上田清司氏が「3期12年」と定めていた多選自粛条例を自ら破って立候補し4選を決めたのと同じ格好になった。

今回の岩手県知事選挙では、民主党政権時代の元復興大臣である平野達男参議院議員が自民党、公明党、新党改革の支援を受けて立候補を予定していたものの、小沢チルドレン同士となる「同門対決」となることなどへの反発から、今月7日に立候補を見送る意思を表明していた。都道府県知事選挙の無投票は、一昨年に施行された秋田県知事選挙以来で、無投票当選した現職は4例目。岩手県知事選挙が無投票になるのは今回が初めてのケースとなる。

今後、23日投開票となる盛岡市長選・市議選や、8月28日告示の県議選などへの影響もありそうだ。

「TheVote」担当記者

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