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政党支持率の動き(9月)

  • 自民党の支持率はあまり変わらない。一方、参議院選挙で伸び悩んだ立憲民主党は衆参で国民民主党・社民党と統一会派を結成し、衆議院では野田前総理が代表を務める会派「社会保障を立て直す国民会議」もこれに加わる。旧民主党に旧日本社会党出身者が多く存在したことを考えれば、このことは1960年の以前の日本社会党への再統一が進んでいるとも解釈できる。しかしながら、かつて日本社会党が二本社会党と揶揄されたの彷彿させるように、新しくできた統一会派「立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム」においても消費税・原発・改憲といった主要政策に関する意見の隔たりは大きい。また、共産党やれいわ新選組との共闘はどのように進めるのかも明確な方針が打ち出されているわけではない。
  • 立憲民主党に関しては「政権構想を示さない一方で支持率が下がったので選挙目当ての野合を行ったと」の批判もある。同党の支持率が下落傾向にあるのは、安倍政権に反対する有権者からの期待が失われつつあることを示しているのかもしれない。

 9月の各党の支持率

(日経は9月の月例調査は無し、毎日は8月の月例調査は無し)

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鈴木しんじ

鈴木しんじ慶應義塾大学SFC研究所上席所員

投稿者プロフィール

1972年生まれ、東京都中野区出身。東京工業大学博士(理学)。
東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒、東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了。専門は政治経済学、公共経済学。
個人ホームページ https://www.suzuki-shinji.net/

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