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左派ウォーレン氏、米大統領選撤退。支持は明言せず

米民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員(70)は5日、大統領選の民主党候補指名争いから撤退すると表明した。同氏は3日にあった序盤の天王山「スーパーチューズデー」でもふるわず、ジョー・バイデン前副大統領(77)とバーニー・サンダース上院議員(78)に引き離されていた。

指名レースは中道派バイデン、左派のサンダース両氏の一騎打ちの構図が固まった。

ウォーレン氏がどの候補の支持に回るかが焦点になる。同氏は5日、地元の東部マサチューセッツ州で記者団に「もう少し考えたい」と明言を避けた。同じ左派のサンダース氏の支援に回れば、同氏にとって大きな追い風となる。

ウォーレン氏はマサチューセッツの予備選でもバイデン氏に敗れて3位に沈み、CNNの調べではこれまでの獲得代議員数は37にとどまる。バイデン氏は509、サンダース氏は449。

ウォーレン氏は国民皆保険や富裕層への大規模増税を訴えるリベラル派の候補。2019年秋に一時は全米世論調査の支持率で首位に立ったが、ウォール街や巨大テック企業を敵視するかのような姿勢が攻撃を受けてその後に失速した。穏健派の支持も得ようとしたものの、再浮揚のきっかけをつかむことができなかった。

民主の指名争いは4日にブルームバーグ前ニューヨーク市長が撤退を表明してバイデン氏の支持に回った。

ニュースソース:日本経済新聞など

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