交通死亡事故を理由に徳島県美馬市長が辞職願を提出
- 2016/5/11
- ニュース
徳島県美馬市の牧田久市長(74)が5月10日、市議会議長宛てに辞職願を提出した。16日の臨時議会で承認される見通しだ。
5月5日、徳島県美馬市の国道438号にある三頭トンネル内で、牧田市長が運転する乗用車と軽自動車が正面衝突する事故があった。この事故で、軽自動車に乗っていた高松市の70代の夫婦が死亡、同乗していた別の70代夫婦も重傷を負った。
牧田市長も全身を強く打ち、命に別条はないが重傷を負った。一緒に乗っていた妻の利子さんは軽傷だった。
牧田市長は現在、徳島市内の病院に入院中で、「市長という職にある私が重大な事故を起こし、尊い人命を奪う結果となりましたことは誠に申し訳なく、ご遺族やご家族の皆様に深くおわびを申し上げます」とコメントを発表。職務代理者である栗栖昭雄副市長が「重大な事故を起こし、市長を続けることは、今後の市政運営に多大な影響がある」という牧田市長のコメントを市議会議会運営委員会で発表した。
牧田市長は、2005年に4町村合併で誕生した美馬市の初代市長として初当選。現在は3期目だった。
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