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買収の元小松島市議、懲役10月執行猶予4年に

 今年4月26日投開票の徳島県小松島市議選において、複数の有権者や運動員ら現金合計9万円を渡したとして公職選挙法違反(買収、事前運動)問われていた元小松島市議会議員、井内建治被告(76)の判決公判が21日、徳島地裁で開かれ、懲役10月、執行猶予4年、追徴金2万円の判決が言い渡された。

 井内被告は、選挙直後の4月29日に逮捕され、5月7日に小松島市議会へ辞職願を提出。翌8日の市議会臨時会議で辞職が認められていた。同市選挙管理委員会は5月19日に選挙会を開き、公職選挙法第97条、第102条に基づき、同選挙で次点だった高木幸次氏の繰り上げ当選を正式決定していた。

 検察は、悪質性を主張し懲役10月、追徴金2万円を求刑していたが、判決では当選直後に逮捕され、自ら辞職願を出している点などが考慮され、執行猶予が付された。

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