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感染防止策に批判噴出、クルーズ船対応。政府は反論に躍起

政府が横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内で講じた新型コロナウイルスの感染防止策に対し、国内外から批判が噴出している。

災害派遣医療チーム(DMAT)の一員として乗船した大学教授がインターネット上で問題視したのが発端。政府は「取り組みは適切」(菅義偉官房長官)と反論に躍起だ。

「船内の感染対策が甘かったのではないか」。国民民主党の後藤祐一氏は20日の衆院予算委員会で、神戸大の岩田健太郎教授の「告発」を引用しながら政府の認識をただした。加藤勝信厚生労働相は「岩田氏はわずか2時間しか船内にいなかった」と述べ、全体像を踏まえた批判ではないと反論した。

野党が追及を強めたのは、岩田氏が公開した動画がきっかけだ。岩田氏はクルーズ船を新型ウイルスの「製造機」と指摘。(1)安全・危険ゾーンの区別があいまい(2)感染対策の専門家が常駐していない―などの問題点を挙げ、厚労省に改善策を進言しようとしたところ、船から追い出されたと訴えた。

19日には国会内で開かれた野党共同会派のヒアリングにテレビ電話で出席。「取るべき対策を取っていない。全く言語道断だ」と非難した。

政府は打ち消しに懸命だ。菅長官は20日の記者会見で、岩田氏が船内でDMATと別行動を取ったとして「適切ではないと下船をお願いした」と説明。「19日の専門家会合で隔離は有効に行われていると確認された」と述べ、岩田氏の指摘は当たらないと力説した。

厚労省は20日、日本環境感染学会の専門チームなどから指導を受けながら適切に対応してきたとする異例の文書を発表。ただ、船内で事務を担当していた厚労省と内閣官房の政府職員2人の感染が同日確認され、船内は「悲惨な状況」とする岩田氏の主張を補強する形になっている。

海外メディアも岩田氏の発言を紹介しながら「船上隔離の有効性は疑問」(米CNNテレビ)などと報じている。菅長官は20日の会見で「取り組みを内外に丁寧に説明していきたい」と語ったが、閣僚の一人は「厚労省の説明は分かりにくい。発信力で負けている」と頭を抱えている。

ニュースソース:時事通信など

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