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エンタメ大好き県はどこ?――「ぴあ」提供の統計情報でみる、全国映画スクリーン密度

国土交通省国土政策局国土情報課では「国土数値情報 ダウンロードサービス」というWebページを通して、日本の国土に紐づく様々な情報(例えば道路、学校、バス停の位置など)を無償で公開しています。

今回は、その中から「集客施設データ」を見ていきます。このデータのユニークな点は、データが民間企業であるぴあ株式会社の「ぴあ シネマシアターデータ」に基づいているところでしょう。

下記の地図は、「都道府県単位の人口10,000人あたりの(映画館)スクリーン数」の大小で色分けしたものです。
※地図はPC/モバイルで表示できますが、読み込みに多少時間がかかります
※左上「>>」を押すと凡例が見えます
※自治体をクリックすると、ポップアップで詳細が表示されます

大きなマップで表示

どうでしょうか?
まず目が行くのは、関東~中部地方にかけて色の濃い地域が集まっているところでしょう。また、「一番濃い色」というのは多くの県で隣接していませんが、「石川県・福井県」のみが連なってスクリーン密度が高いという結果になりました。北陸地方は食や芸術など文化の豊かな地域としてPRされることも多くありますが、映画産業・興行という現代的なカルチャーも活発に消費されていることが伺えます。また、関西地方以西では、広島県、愛媛県、福岡県など各地域ごとにスクリーン密度の高いエリアが限られており、これらの県が各地域でのエンターテイメント産業の中心地であることが見て取れます。

一見「県単位で均等にあるだろう」と思いがちなサービス・産業においても、このように地図で見ると地域ごとのちがいが鮮明に浮かび上がってきます。

宇田川 藍

宇田川 藍ジャッグジャパン株式会社

投稿者プロフィール

1989年生まれ。幼いころ体験したユビキタス技術に興味をもち、大学では空間情報学を専攻(青山学院大学総合文化政策学部)。地理情報システム(GIS)を用いたエリアマーケティングの手法やオープンデータの利活用を、大手企業から政治の分野にまで幅広く提案している。
アート、ハイテク、街歩きが好き。

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