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[Q&A]北海道の支庁の長はどのように決まるの?

北海道の支庁の長といえば、地方公共団体の長のようにも思えますが、実際には異なります。そもそも、北海道の支庁制度は既に存在せず、「北海道総合振興局及び振興局の設置に関する条例」(平成20年6月30日)に基づき、平成22年4月1日より総合振興局及び振興局に置き換わっています。総合振興局ならびに振興局の長は、北海道庁の幹部であり、待遇は部長級とされています。なお、参考までに発足当時の人事は、下記の通りです。(括弧内は異動前の役職)

▽空知総合振興局長(農政部次長)羽貝敏彦
▽石狩振興局長(水産林務部林務局長)荒川剛
▽後志総合振興局長(上川支庁副支庁長兼上川保健福祉事務所長)神耐三
▽胆振総合振興局長(総合政策部新幹線・交通企画局長)石橋秀規
▽日高振興局長(農政部食の安全推進局長)北村健
▽渡島総合振興局長(渡島支庁長)寺山朗
▽檜山振興局長(檜山支庁長)高橋則克
▽上川総合振興局長(経済部次長)窪田毅
▽留萌振興局長(総合政策部知事室次長)高田久
▽宗谷総合振興局長(宗谷支庁長)忠嶋隆
▽オホーツク総合振興局長(網走支庁長)武田準一郎
▽十勝総合振興局長(十勝支庁長)竹林孝
▽釧路総合振興局長(経済部観光局長)柴田達夫
▽根室振興局長兼北方領土対策根室地域本部長(根室支庁長)岡崎博繁

なお、あまり知られてはいませんが、北海道以外にも支庁・振興局といった制度は存在します。必ずしも全ての都道府県に設置されているものではありませんが、例えば東京都でいえば、大島支庁、三宅支庁、八丈支庁、小笠原支庁の4支庁があります。これらほかの都道府県の支庁や地域振興局、振興局もすべて都道府県庁の幹部であり、公職選挙で選ばれるものではありません。

大濱﨑 卓真

大濱﨑 卓真ジャッグジャパン株式会社 代表取締役社長

投稿者プロフィール

1988年生まれ、三鷹育ち。青山学院高等部卒業、青山学院大学中退。国会議員秘書、システム開発会社でのサラリーマンを経て、2010年独立。東日本大震災の際には、帰宅困難者向けに避難所を地図にした Google Maps「東京都内避難場所」を震災発生直後にリリースし話題に。現在は、選挙コンサルタント、自由報道協会記者という立場のほか、教育系会社取締役など、複数の法人役員を兼務している。

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