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カテゴリー:論説
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自民党の補完勢力に帰結する前原「対案路線」
民進党の代表選が始まった。これまでも繰り返し述べてきたように、枝野氏・前原氏のどちらが代表になっても党の団結は厳しいという私の考えは変わらない。しかしながら、国会議員の支持を中心に前原氏が有利という状況を見るにつけ、彼を… -
民進党代表選と衆議院解散の時期
南スーダンにおけるPKO部隊の日報破棄問題の責任を取り、稲田朋美防衛相が辞任した。一方で、稲田氏を追及していた民進党の蓮舫代表も、「党内に遠心力を生んでしまった」と自らの指導力不足を認め、辞任を表明した。稲田氏の辞任は、… -
「裁量的な議会解散」で敗北したメイ首相
先日行われたイギリスの総選挙で、メイ首相が率いる保守党は前回の議席を12下回り過半数割れとなった。北アイルランドの少数政党である民主統一党の協力を得て何とか過半数を得るとのことだが、メイ内閣はすでに死に体だという声もよく… -
「議員」は本当に必要か?
ホリエモンこと堀江貴文氏の呼びかけで、地方議会議員をなくすことを目標とした政治団体、「地方議員ゼロ」の会が、東京都議会選挙に向けて設立された。当の堀江氏自体は当該団体の役員にも就任していないどころか所属もしておらず、また… -
韓仏大統領選挙の結果と「中道」政党
5月7日に行われたフランス大統領選挙の決選投票では中道勢力「前進(En Marche!)」のマクロン候補が66.1%の得票率で勝利し、9日に行われた韓国大統領選挙では中道左派の最大野党「共に民主党」の文在寅氏が得票率41… -
衆議院解散は秋まで無いと言い切れる4つの理由
3月上旬ごろから、野党界隈ではしきりに4月解散・5月解散という噂が出始めている。4月中旬になった現在でも、5月解散などといった噂を流す野党系議員が多いようだが、現実的に解散は秋以降までは無いことは間違いないだろう。 -
二大政党の一翼としての「中道左派」
野党第一党の民進党は支持率の低迷から抜け出せず、東京都議選を7月に迎え都議選予定候補者を中心に同党からの離党者が相次いでいる。前回の投稿で述べたように民進党の低迷は単に蓮舫代表個人の資質に由来するものではなく本質的なもの… -
木を見て森を見ず 連合の呪縛から逃れられない民進党
民進党は「2030年原発ゼロ」方針を3月12日の党大会で表明することを断念した。最大の支持団体である連合(日本労働組合総連合会)が猛反対し、それを受けて連合傘下の一部労働組合の支援を受ける国会議員が反対し党内で意見集約が… -
トランプ大統領が生み出す対立の先鋭化
アメリカのトランプ大統領が就任早々から大統領令を連発し、大混乱を生じさせている。特に難民とイスラム圏7か国出身者の入国を禁止する大統領令は、全米はおろか世界各地で大きな反発を呼んでいる。これに対してトランプ大統領は同大統… -
激変が予想される国際関係と日本が果たすべき責任
安倍総理は28日から29日にかけハワイの真珠湾を訪問し、オバマ大統領と共に旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊した。今回の真珠湾訪問に関して安倍総理は歴史認識を示さなかったとの批判があるものの、世論調査の結果を見ても大…